ねふぃりむブログ

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イラスト背景を簡単に描ける方法! 8つのステップで楽々理解

time 2017/09/05

イラスト背景を簡単に描ける方法! 8つのステップで楽々理解

イラスト背景の簡単な描き方を学ぶと、気軽に練習できてイラストは上達していきます。簡単に描くには「グラデーションとスポイト」「ラフの省略・簡略」が重要です。メイキングを見ながらそれらを覚えましょう。クリップスタジオで描いたイラストをサンプルにしていますが、他のソフトでも利用出来るテクニックでもあります。

背景イラストを簡単に描く8つのステップ

メイキングを見ながら「グラデーションとスポイト」「ラフの省略・簡略」をどのタイミングで使えば良いかを確認していきましょう。

ステップ1:描きたい背景をイメージする

背景を簡単に描く方法

基本的には「描きたいな」と思った背景で大丈夫です。ただし、ラフ(下書き)を省略・簡略化しているので、なるべく具体的にイメージすると良いでしょう。具体的なイメージが足りない場合は、この記事で紹介されている本やネットで見られるイラストを「考えながら見る」のを続けます。

さて、筆者が描きたいと思った背景は上のイラストが完成系の「崩壊した近代都市」です。

ステップ2:色を1つ選ぶ

背景を簡単に描く方法

上記のイラストをご覧ください。今回は「崩壊した近代都市」を描きたいので、黄色系(黄土色)を選びました。黄色系にした理由はノスタルジー的な雰囲気を入れ込みたいからです。皆さんが色を選ぶ際には以下の例を参考にしてください。国や人によって感覚は違うので、あくまで目安までに!

青 :ファンタジー(空や海のイメージより)

緑 :ファンタジー(苔のある遺跡や植物のイメージより)

黄色:ノスタルジー(昔の写真=セピア色のイメージより)

紺色:ダークファンタジー(暗い世界のイメージより)

ステップ3:構図を考える

背景を簡単に描く方法

上記のような補助線の上や交点に「見せたいオブジェクト」を置くイメージで考えていきます。補助線は実際に描いても、頭の中で考えても大丈夫です。考え終えたら、上のイラストのようなごくごく簡単なラフを描きます(ラフなくても行ける! という方は描かなくてもOK!)。

今回は「簡単な描き方」を学ぶのが目的なので、ざっくりと描くと良いでしょう。こだわりすぎると簡単ではなくなりますよね。

ステップ4:主役オブジェクトを決める

背景を簡単に描く方法

主役オブジェクトとは『絵の主人公』『イラストで一番の見せ所』のことです。これがないと「子供っぽい」印象を与えてしまいます。

上のイラストでは「」が主役オブジェクトです。このように「中心点」から少し外れた位置に置くのがポイントです。

ステップ5:背景の色を決める

背景を簡単に描く方法

背景色は以下の3つの条件を満たした色にします。

  1. 完成系の色合いに合った色
  2. テーマに合わせた色
  3. 最初に選んだ色よりも薄い色

今回ならば、黄色系の薄い色が該当します。『最初に選んだ色の薄い系』と考えれば楽ですね。

ステップ6:グラデーションとスポイトを使う

背景を簡単に描く方法

背景を簡単に描く方法

グラデーションをイラストに入れ込んで、いつでもスポイトで吸いとれるようにします。ここから色をもらうようにすれば「違和感のある色」を選ばずに済むので、作業が簡単になります。今回は地面と空の2パターンを使っています。

グラデーションとスポイトが分からない方は、以下の記事を参考にしてください

 ・リンク:グラデーション

 ・リンク:スポイト

ステップ7:細部を描く・塗る

背景を簡単に描く方法

好きなところから描くのが最も簡単に感じられるはずです。描けない場合は「なぜか」「何が必要か」「どうすれば表現できるようになるのか」を考えます。「次への課題」を見つけるのが、イラスト能力の上達には必要なのでしたね。

ステップ8:仕上げる

背景を簡単に描く方法

今、自分が持っている能力を使い切って、納得いくまで描きましょう。どのレベルの背景イラストで何時間かかるのかを把握すると成長が早くなります。

簡単にイラストを描く時に意識したいポイント

背景を簡単に描く方法

簡単に書きつつも、最低限のクオリティを維持するには、以下の3つのポイントを意識しながら描くと良いでしょう。実際に筆者も注意しているポイントです。

新しいオブジェクトは、描き込んでみる

描き込むと新たな発想が得られる場合があります。ただし、頭の中でイメージできる場合は必須ではありません(イメージだけの方法は中級者向けです)。

アピールポイントをいつでも意識!

背景を簡単に描く方法

アピールポイントとは「イラストのテーマ」を見る人の印象を残すために描き込むオジェクトなどのことです。なんでもいいからとりあえず描くのはやめて、アピールポイントを意識して描くとイラストの魅力が増します。

今回は、赤丸の部分がアピールポイントとしました。

  • カビ     →「長く放置されていることを強調」
  • 奥に伸びる柱 →「世界の広さと『その上の世界』をほのめかす」
  • ガスマスク  →「人間はこの世界の空気を吸えないという世界観」

色に関して

イラストの前衛部分

前衛(イラストの手前部分)にはグラデーションの色『以外』の色を入れても良いでしょう。合わなそうに思える色でも試すならば前衛です。そうすると、不思議とごちゃごちゃしたイラストになりにくいのです。

背景イラストの後衛

逆に、後ろ(奥)に行けば行くほど、グラデーションからスポイトした方が無難仕上がりになり、失敗が少なくなります。

「背景を簡単に描く」のを覚えるのはなぜ?

背景を簡単に描く方法

初心者用の記事にこの方法を書いたのには理由があります。この方法は以下の理由でイラストの練習に最適だからです。その理由を詳しく見ていきましょう。

完成までが早い

完成までの時間が早ければ、何度も練習できますね。その分だけ「課題」が見つかります。また、モチベーションが維持しやすいのもメリットだと言えるでしょう。

よくある失敗パターンは「いつも同じ場所で諦める(=完成させない)」というものです。当然「次の課題が見つからない」ので、同じようなイラストを描くはめになり、成長もしません。

とにかく納得いくまで描いて「完成」を目指しましょう。そのサイクルを早くするために「背景を簡単に描く」方法を紹介しました。

大きなミスをする心配がない

一枚あたりに時間をかけずに済むので、仮にミスしてもダメージが少なくなります。同時に、失敗を恐れずに描けるようにもなります。2~3時間程度で次のイラストに進んだ方が効率よく成長できるでしょう。

早く描く練習になる

将来はイラストレーター・絵師の仕事をしてみたいと思う方も多いかと思います。その際には「スピード」と「クオリティ」の両方が求められる場合もしばしば。最初から早く描くことに慣れておいて損はありません。

【終わりに】

初心者これから始めようとする方は「背景イラストを簡単に描ける方法がある」と学ぶだけでも十分です。さらに具体的な背景イラストの描き方を知りたい場合は、以下の記事が参考になるでしょう。

  →リンク 

  →リンク

  →リンク

参考までですが、筆者はこの背景イラストをキャプチャなどの作業をしながら、2時間30分で描き終えられました。

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管理人プロフィール

或華路伊人(あるかろいど)

或華路伊人(あるかろいど)

未来の大手同人音声サークル「ねふぃりむ」の広報やシナリオを担当しております。 仕事はフリーランスのライター関係をやっています。小説、シナリオ、ゲームテキスト、コピー・ネーミング、記事など。

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