ねふぃりむブログ

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クリスタの画像素材の使い方|たった3ステップで画像素材が活きる!

time 2017/09/25

クリスタの画像素材の使い方|たった3ステップで画像素材が活きる!

クリスタでイラストを描くなら画像素材の使い方を覚えましょう。イラストの雰囲気を劇的に変えたり、クオリティの高い質感を与えることができるからです。画像素材の基本を理解して、実践的な画像素材の使い方を3ステップで学びましょう。

画像素材の基本説明

画像素材とは

画像素材とは、文字通り写真やイラストなどの画像の素材です。ダウンロードや自分で撮影して用意します。イラストをより上手に描くために使用・参考する材料のことです。

画像素材を加工して使うとイラストが魅力的になります。雰囲気を変えたり、質感を与えたり、一体感を出して調和させたりできるのです。

画像素材の2つのタイプ

筆者は画像素材を2つのタイプに分類しています。利用目的別に「表現素材」「質感素材」といった具合です。

表現素材は、イラストの雰囲気や印象などの表現的な部分を変えられる素材のことです。質感素材は「石」「シワ」「空」など特定の質感をイラストに与えられる素材です。

では、イメージを掴むためにも、下の画像を見て画像素材がイラストにどんな影響を与えるかを確かめてください。

画像素材その1:表現素材とは

画像素材の使い方と加工

筆者が以前に撮影したものです。このような写真がまさに画像素材です。この段階では表現素材の元となる画像素材という位置付けになります。

画像素材の使い方と加工

画像素材を特定の操作(後述)で加工したものが上です。これが表現素材です。

画像素材の使い方と加工

さて、ここに一枚のイラストがあります。表現素材を上のレイヤーに置いて微調整をすれば・・・

画像素材の使い方と加工

(※暗い方がオリジナル 青緑系で明るい方が表現素材で加工したもの)

イラストのテイストが一気に変わりました。描き込みをせずに表現素材をエフェクト的に利用しても、イラストの雰囲気は変えられるのですね。

加工した方のイラストは、色が多いために楽しげな印象を感じられるかと思います。逆にオリジナルはやや寂しい感じで描かれているとわかりますね。

このようにイラストの表現に影響を与える素材を(筆者は)表現素材と呼んでいます。

画像素材その2:質感素材とは

画像素材の使い方と加工

こちらが今回使用する画像素材です。質感素材の元になる画像素材には質感が含まれていなければなりません。上のイラストの、苔のある木の質感を利用します。

画像素材の使い方と加工

試しにこのような木を描いてみました。苔のある木の質感をこのイラストに写し取るのが質感素材の基本的な使い方のイメージです。

画像素材の使い方と加工

画像素材の透明度を上げると質感素材として利用できます。なるべく上手く映しとりたいので、木と木を重ね合わせている点に注目してください。

画像素材の使い方と加工

質感素材で加工したイラストが上です。木らしい質感が再現できていますね。つまり、まだ描けない質感でも、画像さえあればコピーして描けるのを意味します。

ただし、質感素材に頼ってばかりですと、ずっと描けないままになってしまいます。素材を観察して質感の分析なども同時に行うと良いでしょう。

 画像素材のダウンロードと設定

どこからダウンロードするか

https://assets.clip-studio.com/ja-jp/ CLIP STUDIO ASSETS 

https://www.textures.com/ textures.com

「クリスタ 素材 DL サイト」などで検索しても、配布サイトが見つかります。また、当然ながら一般的なの写真・イラストサイトからもダウンロードしたものも画像素材です。

画像素材の設定をする

画像素材の使い方と加工

CLIP STUDIO ASSETSからDLした場合と、別サイトでのDLや自分で撮った写真では、多少設定の仕方が異なります。しかし、基本は「画像のあるファイルを開いてレイヤーパレットにドラッグアンドドロップ」だと覚えてしまいましょう。

上の画像のように、フォルダやファイルを開いてパレットにドロップすれば、一番上のレイヤーとして画像が設定できます。上の画像の左サイドの赤丸、レイヤーパレットのどこに入れても一番上になるのが特徴です。。

CLIP STUDIO ASSETSでDLしたの画像素材は「クリスタのダウンロードファイル」に保存されます。その他サイトでDLした場合や自分で撮影した画像は、お使いのPCの画像を保存するファイルやフォルダを開いてレイヤーパレットにドロップです。

これで画像素材の基本的な使い方が分かりました。では、実際に表現素材を作りながら理解を深めていきましょう!

画像素材の使い方の練習:表現素材の作成

画像素材の加工はとても簡単です。今回紹介するやり方は、たったの3ステップで作業完了です。表現素材も質感素材も『DLしたらそのまま使える!』というケースはかなりレアです。この機会に作り方の基本をマスターしておけば安心です。

ステップ1:表現を変えたいイラストを観察

画像素材の使い方と加工

では、上のような複雑で細かい感じのイラストの表現(雰囲気・テイスト)を変えていきたいと思います。注目すべき点はたった一つ、それは『色』です。

このイラストは「灰色系」「茶色系」「緑と青系」で描かれていますね。逆に赤やオレンジはほとんど見えません。

ここまで観察できたら「灰色系」「茶色系」「緑と青系」を含んでいて、さらに赤やオレンジ系を含まない画像素材が表現素材の候補になります。

注意点は、筆者はイラストの持ち味を殺さずに、雰囲気や印象だけを変えたいと思っているために上記の色を選んだにすぎません。背景イラストに近い色だと違和感が少ないのです。しかし、違和感をあえて出すのもテクニックの一つですので、時には未使用の色も試してみると発見があるでしょう。

ステップ2:画像を用意して適度に加工する

画像素材の使い方と加工

ステップ1で決めた色の条件を満たす画像を用意しましょう。「イラストとのギャップがありすぎなんだけど・・・」と思われる方もいるでしょうが、近い色さえ選べていれば大きな違和感がでないので問題なしです。では、この素材を加工していきます。

画像素材の使い方と加工

  • ハードライト
  • ぼかし
  • 上下反転
  • 左右反転
  • コピペ
  • 線対称にする
  • 左右反転

筆者はこれらの加工を何度か使い、かなり念入りに画像を加工をしました。複数を組み合わせもしましたが、その理由は単純です。画像素材が一部が写り込むのはイラストにとってマイナスだからです。

イラストの内部に無関係の画像がうっすら見えると、心霊写真的な違和感が出るのです。見る人の視線もそこに向かってしまいます。イラストの魅力を伝えるのには邪魔でしかありません。

そう、画像素材の加工は「元の画像の要素が見えなくなるまで」行うものと考えましょう。

ステップ3:レイヤーとして使い調整する

画像素材の使い方と加工

こんな雰囲気になれば表現素材は完成したも同然です。元の画像の要素は消えていて、求めていた「緑青系」「灰色系」「茶色系」の色は残っていますね。

ここまで済んだら以前の記事の

塗り方がグンと上達するレイヤーの合成モードをとことん丁寧に説明

で学んだレイヤーの合成モードや不透明度をいじりながら、最適な表現を見つけていきます。完成した表現素材をレイヤーパレットから操作すると、リアルタイムで変化する様を観察できます。

完成した表現素材でイラストを加工

画像素材の使い方と加工

そうして完成したものが上記です。ダークな方がオリジナルのイラストで、緑と白のエフェクトがかかっている方が表現素材を使ったイラストです。

まず、パッと見でもオリジナルと加工済みでは雰囲気が異なることが分かりますね。では、詳細に観察していきましょう。

オリジナルでは「静けさ」「寂しさ」が感じられるかと思います。少女も何か考え事をしているようにも見えます。

しかし、加工済みの方は「冒険感」「ファンタジー感」が増しています。少女にもどこか希望や旅の目的がある風に見えませんか?

加工が少ないとどうなるか?

ハードライトとぼかしだけを使った表現素材でテストする

画像素材の使い方と加工

イラストはどう変化するか?

画像素材の使い方と加工

不透明度を48%にしてオーバーレイで仕上げてみました。そこまで違和感はでないことがわかります。違和感がでないのは、イラストの描き込みが多くて細かいために、要素が見えるスペースが存在しないからだと言えます。

イラストの描き込み具合によっては見えてしまう場合もあります。加えて、イラストを頻繁に見ている人にはバレバレだったりすることも・・・。

最初は基本に忠実に「元の画像の要素が見えなくなるまで」加工するのを心がけてみてください。

【終わりに】

このように、画像素材の賢い使い方を知れば、表現の幅が確実に広がります。今回は表現素材をメインに説明していきましたが、質感素材の作り方もなんとなく推測できるのではないでしょうか。

画像素材は使い方一つでイラストの雰囲気を変えたり、質感をトレースしたりできます。いろいろ試してオリジナルの加工法を見つけるのもすごく面白いものですよ。

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管理人プロフィール

或華路伊人(あるかろいど)

或華路伊人(あるかろいど)

未来の大手同人音声サークル「ねふぃりむ」の広報やシナリオを担当しております。 仕事はフリーランスのライター関係をやっています。小説、シナリオ、ゲームテキスト、コピー・ネーミング、記事など。

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